久しぶりに東北の渓へ ~八幡平・大深沢~
- 2021/08/08
- 12:40
2021年7月22日~24日
O
混雑が予想された車3台分のスペースしかない赤川橋たもとの駐車場所に、一番乗りでスペースを確保する。案の定、5時を過ぎたころには全て埋まってしまった。

青空が拡がる6時に出発し、赤川のアプローチを詰め、大深山荘へ1時間余り。

ここから八瀬森山荘までの縦走が待つ。縦走路の随所にある湿原のニッコウキスゲ、ミヤマセンキュウ、イワオトギリ、キンコウカ、終わりかけのショウジョウバカマの彩りが目を楽しませてくれる。湿原以外の場所は熊の出そうな刈払いの不十分で、オオシラビソのうっそうとした森の中を歩く。実際熊の糞を目にする。


八瀬森山荘から関東沢へ下降する。1時間ぐらいすると体の芯まで響き渡る雷鳴が間断なくとどろき、激しい雷雨が襲う。水も濁り始めたので、1,000m付近の左岸の台地を泊り場とする。

翌日は昨晩の夕立からうって変わって青空。川幅が広くなったので、関東沢を釣りながら下降する。釣りあがるイワナの型は少々小ぶりで、リリースサイズも多い。5m滝だけ右岸を懸垂したものの、渓相は総じてゴーロで、本流に出くわしてもしばらく同じようなものだ。

ナイアガラの滝と呼ばれる15m滝の下流から渓相もナメも入るようになり、気分も変わる。

その上もナメ状の滝も現れ、三股を迎え、東ノ又沢本流に入ってすぐは3mほどのナメ滝が続く。

今日も午後に入って、雲行きが怪しくなってきたので、1120m付近の開けた場所を泊り場とする。フライを構え、テントを張り、薪を集め終わった途端に雨が降り始めた。激しいふりではなかったので、焚火を起こし、今日もイワナの塩焼きを味わう。昨日ほどの激しい水の濁りはなかった。

久しぶりに山で3日も過ごすと体中の筋肉が悲鳴を上げ始めている。重いザックも腰に負担を加える。水流を分けるたびに水量を減らし、細々とした流れを見極め、1384m標高点付近の湿原を目指す。5分ほどの藪漕ぎとなったものの、湿原の途中に抜けた。行きは人と出くわすことはなかったが、葛根田川の遡行を終えたり、これから関東沢へ下降するパーティと会い、大深岳まで来ると登山者は一気に数を増し、山荘は大賑わいだった。

赤川を下って車に戻り、その日は蒸の湯の宿泊し、2時間ほど湯につかっては上がることを繰り返し、疲れを癒しつつ露天の温泉を思う存分堪能した。

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混雑が予想された車3台分のスペースしかない赤川橋たもとの駐車場所に、一番乗りでスペースを確保する。案の定、5時を過ぎたころには全て埋まってしまった。

青空が拡がる6時に出発し、赤川のアプローチを詰め、大深山荘へ1時間余り。

ここから八瀬森山荘までの縦走が待つ。縦走路の随所にある湿原のニッコウキスゲ、ミヤマセンキュウ、イワオトギリ、キンコウカ、終わりかけのショウジョウバカマの彩りが目を楽しませてくれる。湿原以外の場所は熊の出そうな刈払いの不十分で、オオシラビソのうっそうとした森の中を歩く。実際熊の糞を目にする。


八瀬森山荘から関東沢へ下降する。1時間ぐらいすると体の芯まで響き渡る雷鳴が間断なくとどろき、激しい雷雨が襲う。水も濁り始めたので、1,000m付近の左岸の台地を泊り場とする。

翌日は昨晩の夕立からうって変わって青空。川幅が広くなったので、関東沢を釣りながら下降する。釣りあがるイワナの型は少々小ぶりで、リリースサイズも多い。5m滝だけ右岸を懸垂したものの、渓相は総じてゴーロで、本流に出くわしてもしばらく同じようなものだ。

ナイアガラの滝と呼ばれる15m滝の下流から渓相もナメも入るようになり、気分も変わる。

その上もナメ状の滝も現れ、三股を迎え、東ノ又沢本流に入ってすぐは3mほどのナメ滝が続く。

今日も午後に入って、雲行きが怪しくなってきたので、1120m付近の開けた場所を泊り場とする。フライを構え、テントを張り、薪を集め終わった途端に雨が降り始めた。激しいふりではなかったので、焚火を起こし、今日もイワナの塩焼きを味わう。昨日ほどの激しい水の濁りはなかった。

久しぶりに山で3日も過ごすと体中の筋肉が悲鳴を上げ始めている。重いザックも腰に負担を加える。水流を分けるたびに水量を減らし、細々とした流れを見極め、1384m標高点付近の湿原を目指す。5分ほどの藪漕ぎとなったものの、湿原の途中に抜けた。行きは人と出くわすことはなかったが、葛根田川の遡行を終えたり、これから関東沢へ下降するパーティと会い、大深岳まで来ると登山者は一気に数を増し、山荘は大賑わいだった。

赤川を下って車に戻り、その日は蒸の湯の宿泊し、2時間ほど湯につかっては上がることを繰り返し、疲れを癒しつつ露天の温泉を思う存分堪能した。
