佐久志賀の岩場
- 2020/09/21
- 20:37
2020年9月19日(土)
O津ほか3名
昨年「FreeFan」に公開された、佐久志賀の岩場へ行ってみた。
中央道から小川山へ向かうよりも、関越・上越信道経由のここへのアプローチは速く、下道も短く至便だ。佐久平PAのETCゲートから車で15分ほどの距離で到着する。広く整備された駐車場から岩場へは5分、10分で全くストレスを感じない。
幾つかエリアがあるが、三つのエリアが近接している最奥の駐車場へ管理費を支払って向かう。
岩の感触をつかむために、5.10台前半が集積する「一本杉エリア」でアップ、20mほどの高さのルートはボルト数9本を数える。横に走る岩の皺をホールドにして登る10台前半(5.10a一本、5,10b二本)の3本のルートはどれも同じような感じで、このあたりのグレードを登っていると飽きそうだ。
「たそがれエリア」に移動して、5.10c(イーグル)、5.10d(スカイロード)を登ってみると、10台前半にはないホールド感やそれに合わせたムーブが出てくる。

スカイロード(5.10d)
順番待ちのある人気ルート(「イエローキャット(5.11c)」、「登竜門(5.11a)」)のホールドにはチョークが白く記され、ジムのような錯覚に陥る。

イエローキャット(5.11c) チョーク跡がよくわかる

登竜門(5.11a)
混雑を避けて私が登った11台のルートはチョークがホールドに乗っていない。そのため、ルートファインディングが求められる。手を伸ばしては引っ込める動作を繰り返し、探り探り行く感じが楽しい。
下部のハングの処理が核心の「テレパシー(5.11a)」、ハング帯の左端がスタートの「登竜門左(5.11b)」はハング下の細かいカチ、フェース部のホールドには薄く白いチョークが乗っているものの、ナチプロセットで抜ける最上部にはチョークの跡が全くない。ホールドを探っている間に張った腕がパンプする前に終了点に達した。

登竜門左(5.11b)
最後に左上ルートの「藤(5.11b/c)」を登る。予想通りの核心だった傾斜が寝ている上部は、動きをうまく見極められず、テンションをかけてしまう。途中ののっぺりしたホールドを押さえての動きもある中間部のトラバースも気が抜けない。チョーク跡が全くないと、難しさが1グレードアップしていると感じる。ルートの性格が同じように感じられる岩質の問題は、このグレードにおいてはそれぞれのルートの特色が勝っていた。
O津ほか3名
昨年「FreeFan」に公開された、佐久志賀の岩場へ行ってみた。
中央道から小川山へ向かうよりも、関越・上越信道経由のここへのアプローチは速く、下道も短く至便だ。佐久平PAのETCゲートから車で15分ほどの距離で到着する。広く整備された駐車場から岩場へは5分、10分で全くストレスを感じない。
幾つかエリアがあるが、三つのエリアが近接している最奥の駐車場へ管理費を支払って向かう。
岩の感触をつかむために、5.10台前半が集積する「一本杉エリア」でアップ、20mほどの高さのルートはボルト数9本を数える。横に走る岩の皺をホールドにして登る10台前半(5.10a一本、5,10b二本)の3本のルートはどれも同じような感じで、このあたりのグレードを登っていると飽きそうだ。
「たそがれエリア」に移動して、5.10c(イーグル)、5.10d(スカイロード)を登ってみると、10台前半にはないホールド感やそれに合わせたムーブが出てくる。

スカイロード(5.10d)
順番待ちのある人気ルート(「イエローキャット(5.11c)」、「登竜門(5.11a)」)のホールドにはチョークが白く記され、ジムのような錯覚に陥る。

イエローキャット(5.11c) チョーク跡がよくわかる

登竜門(5.11a)
混雑を避けて私が登った11台のルートはチョークがホールドに乗っていない。そのため、ルートファインディングが求められる。手を伸ばしては引っ込める動作を繰り返し、探り探り行く感じが楽しい。
下部のハングの処理が核心の「テレパシー(5.11a)」、ハング帯の左端がスタートの「登竜門左(5.11b)」はハング下の細かいカチ、フェース部のホールドには薄く白いチョークが乗っているものの、ナチプロセットで抜ける最上部にはチョークの跡が全くない。ホールドを探っている間に張った腕がパンプする前に終了点に達した。

登竜門左(5.11b)
最後に左上ルートの「藤(5.11b/c)」を登る。予想通りの核心だった傾斜が寝ている上部は、動きをうまく見極められず、テンションをかけてしまう。途中ののっぺりしたホールドを押さえての動きもある中間部のトラバースも気が抜けない。チョーク跡が全くないと、難しさが1グレードアップしていると感じる。ルートの性格が同じように感じられる岩質の問題は、このグレードにおいてはそれぞれのルートの特色が勝っていた。