西丹沢世附川土沢三ノ沢
- 2018/05/20
- 18:29
ナメを愛で富士を仰ぐ
2018年5月12日
三国峠~土沢三ノ沢~鉄砲木の頭~三国峠
L遠藤徹(記)、宮内夫妻
丹沢のナメ三部作はヤビキ沢、沖ビリ沢、土沢三ノ沢であろう。
ヤビキ沢の下部は大水で埋まってしまったが、いづれも丹沢にあって人臭さが少ない貴重な存在である。
分けても土沢三ノ沢はツメ上がって気持ちのいい縦走路を僅かに行けば、
県下随一と呼ぶに相応しい富士の展望台へと導かれる。
新緑の季節は残雪の富士を、紅葉の季節には新雪の富士を期待したい。

三国峠から林道を辿り、途中から三の沢出合いへ目がけて送電線の巡視路をくだる。出会いからしばらくは左岸に伐採地を見て興ざめするが、そこは丹沢。見て見ぬ振りをしよう。ときおり魚影を見ながら快適な遡行が続く。盛夏なら水線通しも面白いだろうが盛夏には訪れたくは無い。

顕著な二俣を分けるとナメが現れ嬉しくなる。林相はお世辞にも美しいとは言えないけれど下と前だけ見ながら進めば大満足。

上部では何故か花崗岩の岩床となりナメが続く。源頭近くに連続する堰堤には閉口するが、ここは稜線まで詰め上がりたい。

静かな西丹沢の縦走路を歩けば、ときおりブナの姿も目に入る。

僅か30分ほどで突然このパノラマが広がる。冬の晴れた日には南アルプスの峰々が美しい。
しかも車を停めている三国峠までは這ってでも辿り着ける距離ときた。
2018年5月12日
三国峠~土沢三ノ沢~鉄砲木の頭~三国峠
L遠藤徹(記)、宮内夫妻
丹沢のナメ三部作はヤビキ沢、沖ビリ沢、土沢三ノ沢であろう。
ヤビキ沢の下部は大水で埋まってしまったが、いづれも丹沢にあって人臭さが少ない貴重な存在である。
分けても土沢三ノ沢はツメ上がって気持ちのいい縦走路を僅かに行けば、
県下随一と呼ぶに相応しい富士の展望台へと導かれる。
新緑の季節は残雪の富士を、紅葉の季節には新雪の富士を期待したい。

三国峠から林道を辿り、途中から三の沢出合いへ目がけて送電線の巡視路をくだる。出会いからしばらくは左岸に伐採地を見て興ざめするが、そこは丹沢。見て見ぬ振りをしよう。ときおり魚影を見ながら快適な遡行が続く。盛夏なら水線通しも面白いだろうが盛夏には訪れたくは無い。

顕著な二俣を分けるとナメが現れ嬉しくなる。林相はお世辞にも美しいとは言えないけれど下と前だけ見ながら進めば大満足。

上部では何故か花崗岩の岩床となりナメが続く。源頭近くに連続する堰堤には閉口するが、ここは稜線まで詰め上がりたい。

静かな西丹沢の縦走路を歩けば、ときおりブナの姿も目に入る。

僅か30分ほどで突然このパノラマが広がる。冬の晴れた日には南アルプスの峰々が美しい。
しかも車を停めている三国峠までは這ってでも辿り着ける距離ときた。