予想外の雪の博士山
- 2012/11/09
- 22:29
予想外の雪の博士山
2012年11月4日
O津M雄、M子、職場の仲間
南会津に行くために、はじめて甲子温泉から会津下郷へ抜ける甲子トンネルを使う。そこからも舟ケ鼻峠の下を貫いて、新しく2009年にでき上がった舟鼻トンネルを辿って昭和村へ。会津の山と疎遠になったここ10年で、会津の道は様々なところで整備されている。
そして、昭和村の「からむし織の里」の駐車場にテントを張って仮眠する。一晩中、寒気の南下に伴う雨がテントをたたいていた。

(昭和村 からむし織の里)
翌朝、そこから峠を越えて柳津町大成沢集落まで小一時間のドライブ。登山口への分岐はわかりにくいが、小さく博士山登山口とある。

(博士山登山口)
晴れであるが、雲の流れは早い。すぐそこまで冬が忍び寄っている空模様である。登山口からは博士山の稜線は、昨日の雨で赤や茶の葉を落とし、白く一変している。
尾根の急登に入る前に、頂上で食べるナメコ汁の具探しに少しブナ林をウロウロすると、1本の朽ちた風倒木で僅かに開きかけたナメコを人数分手に入れる。ネギ、豆腐、味噌、水に主役が加わり、頂上での食事は様になりそうだ。

水場からの尾根は、一気に高度をあげてせりあがる。夏道に落ち葉が積り、下山の悪戦苦行が容易に想像できる。1100m付近から雪が道につき始め、分岐ではくるぶしくらいの積雪となっている。社峰までの登りは左側が切れ落ち、雪の積もった頂上からの下山は注意を要する場所だ。そうした場所を除いては、くるぶしぐらいの雪ではあっても雪の上を久しぶりに歩くと無性に気持ちが高揚してくる。自然にスピードも速まる。1,000mより標高の低い麓の山は今が盛りの紅葉であるが、頂上付近は冬である。

(社峰付近)


(麓は紅葉真っ盛り)
雪の頂上では、風もなく、日差しもさすので、三角点にガスコンロを載せ、ナメコ汁を作る間でもそれほど寒くはない。遠くに見える飯豊はほとんど雪山状態に見える。

(頂上で味わったナメコ汁)
分岐からまっすぐに伸びる尾根道には、下山道と指示、指定がされている。確かに、道海泣き尾根は下山道には適していない。その指示に従って、滑りやすい部分もあるが、尾根道を2時間余りかけて下山し、アスファルト舗装の片側1車線の林道を20分余り登って駐車場に戻る。
帰りに西山温泉の日帰り入浴施設せいざん荘に立ち寄る。300円という入浴料もさることながら、中々に離れがたいお湯で長風呂をしてしまった。

(西山温泉せいざん荘)
O津M雄
(参考)道海泣き尾根登山口駐車場8:20 ⇒ 尾根上分岐10:30 ⇒ 社峰 10:55 ⇒ 頂上11:20 ~12:20 ⇒ 尾根筋の下山道 ⇒ 道海泣き尾根登山口駐車場14:50
2012年11月4日
O津M雄、M子、職場の仲間
南会津に行くために、はじめて甲子温泉から会津下郷へ抜ける甲子トンネルを使う。そこからも舟ケ鼻峠の下を貫いて、新しく2009年にでき上がった舟鼻トンネルを辿って昭和村へ。会津の山と疎遠になったここ10年で、会津の道は様々なところで整備されている。
そして、昭和村の「からむし織の里」の駐車場にテントを張って仮眠する。一晩中、寒気の南下に伴う雨がテントをたたいていた。

(昭和村 からむし織の里)
翌朝、そこから峠を越えて柳津町大成沢集落まで小一時間のドライブ。登山口への分岐はわかりにくいが、小さく博士山登山口とある。

(博士山登山口)
晴れであるが、雲の流れは早い。すぐそこまで冬が忍び寄っている空模様である。登山口からは博士山の稜線は、昨日の雨で赤や茶の葉を落とし、白く一変している。
尾根の急登に入る前に、頂上で食べるナメコ汁の具探しに少しブナ林をウロウロすると、1本の朽ちた風倒木で僅かに開きかけたナメコを人数分手に入れる。ネギ、豆腐、味噌、水に主役が加わり、頂上での食事は様になりそうだ。

水場からの尾根は、一気に高度をあげてせりあがる。夏道に落ち葉が積り、下山の悪戦苦行が容易に想像できる。1100m付近から雪が道につき始め、分岐ではくるぶしくらいの積雪となっている。社峰までの登りは左側が切れ落ち、雪の積もった頂上からの下山は注意を要する場所だ。そうした場所を除いては、くるぶしぐらいの雪ではあっても雪の上を久しぶりに歩くと無性に気持ちが高揚してくる。自然にスピードも速まる。1,000mより標高の低い麓の山は今が盛りの紅葉であるが、頂上付近は冬である。

(社峰付近)


(麓は紅葉真っ盛り)
雪の頂上では、風もなく、日差しもさすので、三角点にガスコンロを載せ、ナメコ汁を作る間でもそれほど寒くはない。遠くに見える飯豊はほとんど雪山状態に見える。

(頂上で味わったナメコ汁)
分岐からまっすぐに伸びる尾根道には、下山道と指示、指定がされている。確かに、道海泣き尾根は下山道には適していない。その指示に従って、滑りやすい部分もあるが、尾根道を2時間余りかけて下山し、アスファルト舗装の片側1車線の林道を20分余り登って駐車場に戻る。
帰りに西山温泉の日帰り入浴施設せいざん荘に立ち寄る。300円という入浴料もさることながら、中々に離れがたいお湯で長風呂をしてしまった。

(西山温泉せいざん荘)
O津M雄
(参考)道海泣き尾根登山口駐車場8:20 ⇒ 尾根上分岐10:30 ⇒ 社峰 10:55 ⇒ 頂上11:20 ~12:20 ⇒ 尾根筋の下山道 ⇒ 道海泣き尾根登山口駐車場14:50