冬の集中 阿寺山
- 2017/02/24
- 20:23
わらじ復活なのだ
記 遠藤徹
日程 2017年2月18日~19日
場所 越後 阿寺山
パーティ(当初の計画)
A 広堀橋~阿寺山(スキー2往復)ジャバミ沢とマゴタイ沢
L. 遠藤徹、M子、O田
B1 広堀橋~c616~タカノス沢右尾根~高倉山~阿寺山~夏道右尾根下降
L. M内、N田
B2 広堀橋~c616~タカノス沢右尾根~高倉山(行けるところまで) 2/18(土)のみ
L. M山、D蔵
(2/18はB1と合同)
C 荒山集落~林道~高倉沢左稜~入道岳~五竜岳~阿寺山~広堀橋
L. kake、S尾 2/20までの予定
阿寺山で冬の集中を行った。一体、冬に限らず何年ぶりの集中になるのだろうか。
スキーしかやらない私の計画に8名が賛同してくれ、4パーティの出陣となった。
阿寺山は越後三山の脇役のような存在であるが、近年 パウダーを求めて訪れる者が増え俄かに脚光を浴びて人気のある山だ。

広堀橋に着いてみると我々が一番乗りであったが、3台の車を停めるので 後続パーティを考慮して縦列駐車をした。準備をしていると、ほどなく2台の車が現れた。
当然スキー目的のグループのようだ。
高倉山へ向かう2パーティはスノーシュー。我々はスキーで歩き始める。
こうして皆で山へ向かうのはとても懐かしい。
広堀川に沿ってユルユルと林道を辿る。前を行くスノーシュー組が雪道に大きな穴を開けて歩くので、その跡を辿るスキー組はととても歩き難い。文句を言ってやろうと思っていたら、ほんの僅かで高倉沢の出会いに着き、ここで、雪稜を愉しむ2パーティと別れる事になる。
スキー組の3人はそのまま林道を進み、阿寺山に向かう夏道の南にある尾根に取り付く。のっけから胸を突く急登を強いられ、細かくキックターンを繰り返す。前日の雨が硬い雪面を作り、その上に薄っすらと新雪が15センチほど乗っている。O田さんとトップを交代しながら進むがラッセルの苦労はない。やがて、後続パーティが追い越して行く。単独の男性と5〜6人のグループだった。山頂に近づくと次第に雪が増えて 諦めていた降りに期待が頭をよぎった。やがて広い雪原となり、先行くパーティが既にシールを剥がしている。
ほとんど視界の効かないガスの中であったが、せっかくだから山頂に向かった。
のっぺりとした山頂は何も無く、Gpsが無ければ通り過ぎてしまいそうな所だった。広堀橋からゆっくり登って4時間弱であった。長く居ても何もいい事がないので、そそくさと降る準備をする。ところが、すっかりホワイトアウトになり、方向ばかりか斜度も傾斜方位もわからない。せっかくのパウダーなのに平衡感覚を失い平らな場所でパタパタと転んでしまう有り様であった。それでも登りで見当をつけていたので山頂台地の緩斜面はO田さんと雄叫びを上げて滑った。直ぐに樹林帯の急斜面となり、堅い底突きを割ると半モナカで、とても快適な滑降は望めない。情けない斜滑降とキックターンでやり過ごす。
上部の樹林帯をトラバース気味にジヤバミ沢へ入る。源頭は小規模な雪崩跡が確認された。ジヤバミ沢はとてもいいルートで雪が悪いことが惜しまれる。降雪後はさぞ楽しいであろう。下部では登路の取り付きに向かって斜めにルートを選び林道へ戻った。翌日は集中にもかかわらず、あまりの悪雪に降りてくるB1パーティを八海山スキー場のゲレンデで連絡が入るまで遊んでいた。
私たちが風呂に入って高速に乗って帰っているところへCパーティが なんと1日早く降りたとの連絡が入った。
久しぶりに復活した会山行には、参加してくれた全員がとても喜んでくれたので満足しているけれど、係りとして、無線機や携帯メールを活用した連絡網の打ち合わせに無頓着であったことが反省される。

広堀橋からスタート。みんな嬉しそう。

急斜面を行く先行パーティ。「と言うか追い抜かれたんだけど」

何も見えない阿寺山の山頂。

O田先輩は今夜66歳の誕生日を迎えるってんで、Mちゃんがココロを込めたハピーバースディをテントの中で歌った。

そのMちゃんのすべり。どうですか。上手に撮ったでしょ。
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ジャバミ沢は広くて滑り易い。この日の悪雪が悔やまれる。

広堀橋に降りついて暫くすると晴れてきた。登りの尾根とジャバミ沢がよく判る。
記 遠藤徹
日程 2017年2月18日~19日
場所 越後 阿寺山
パーティ(当初の計画)
A 広堀橋~阿寺山(スキー2往復)ジャバミ沢とマゴタイ沢
L. 遠藤徹、M子、O田
B1 広堀橋~c616~タカノス沢右尾根~高倉山~阿寺山~夏道右尾根下降
L. M内、N田
B2 広堀橋~c616~タカノス沢右尾根~高倉山(行けるところまで) 2/18(土)のみ
L. M山、D蔵
(2/18はB1と合同)
C 荒山集落~林道~高倉沢左稜~入道岳~五竜岳~阿寺山~広堀橋
L. kake、S尾 2/20までの予定
阿寺山で冬の集中を行った。一体、冬に限らず何年ぶりの集中になるのだろうか。
スキーしかやらない私の計画に8名が賛同してくれ、4パーティの出陣となった。
阿寺山は越後三山の脇役のような存在であるが、近年 パウダーを求めて訪れる者が増え俄かに脚光を浴びて人気のある山だ。

広堀橋に着いてみると我々が一番乗りであったが、3台の車を停めるので 後続パーティを考慮して縦列駐車をした。準備をしていると、ほどなく2台の車が現れた。
当然スキー目的のグループのようだ。
高倉山へ向かう2パーティはスノーシュー。我々はスキーで歩き始める。
こうして皆で山へ向かうのはとても懐かしい。
広堀川に沿ってユルユルと林道を辿る。前を行くスノーシュー組が雪道に大きな穴を開けて歩くので、その跡を辿るスキー組はととても歩き難い。文句を言ってやろうと思っていたら、ほんの僅かで高倉沢の出会いに着き、ここで、雪稜を愉しむ2パーティと別れる事になる。
スキー組の3人はそのまま林道を進み、阿寺山に向かう夏道の南にある尾根に取り付く。のっけから胸を突く急登を強いられ、細かくキックターンを繰り返す。前日の雨が硬い雪面を作り、その上に薄っすらと新雪が15センチほど乗っている。O田さんとトップを交代しながら進むがラッセルの苦労はない。やがて、後続パーティが追い越して行く。単独の男性と5〜6人のグループだった。山頂に近づくと次第に雪が増えて 諦めていた降りに期待が頭をよぎった。やがて広い雪原となり、先行くパーティが既にシールを剥がしている。
ほとんど視界の効かないガスの中であったが、せっかくだから山頂に向かった。
のっぺりとした山頂は何も無く、Gpsが無ければ通り過ぎてしまいそうな所だった。広堀橋からゆっくり登って4時間弱であった。長く居ても何もいい事がないので、そそくさと降る準備をする。ところが、すっかりホワイトアウトになり、方向ばかりか斜度も傾斜方位もわからない。せっかくのパウダーなのに平衡感覚を失い平らな場所でパタパタと転んでしまう有り様であった。それでも登りで見当をつけていたので山頂台地の緩斜面はO田さんと雄叫びを上げて滑った。直ぐに樹林帯の急斜面となり、堅い底突きを割ると半モナカで、とても快適な滑降は望めない。情けない斜滑降とキックターンでやり過ごす。
上部の樹林帯をトラバース気味にジヤバミ沢へ入る。源頭は小規模な雪崩跡が確認された。ジヤバミ沢はとてもいいルートで雪が悪いことが惜しまれる。降雪後はさぞ楽しいであろう。下部では登路の取り付きに向かって斜めにルートを選び林道へ戻った。翌日は集中にもかかわらず、あまりの悪雪に降りてくるB1パーティを八海山スキー場のゲレンデで連絡が入るまで遊んでいた。
私たちが風呂に入って高速に乗って帰っているところへCパーティが なんと1日早く降りたとの連絡が入った。
久しぶりに復活した会山行には、参加してくれた全員がとても喜んでくれたので満足しているけれど、係りとして、無線機や携帯メールを活用した連絡網の打ち合わせに無頓着であったことが反省される。

広堀橋からスタート。みんな嬉しそう。

急斜面を行く先行パーティ。「と言うか追い抜かれたんだけど」

何も見えない阿寺山の山頂。

O田先輩は今夜66歳の誕生日を迎えるってんで、Mちゃんがココロを込めたハピーバースディをテントの中で歌った。

そのMちゃんのすべり。どうですか。上手に撮ったでしょ。
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ジャバミ沢は広くて滑り易い。この日の悪雪が悔やまれる。

広堀橋に降りついて暫くすると晴れてきた。登りの尾根とジャバミ沢がよく判る。