グレードの甘めのストリームサイドエリア
- 2012/09/23
- 21:01
グレードの甘めのストリームサイドエリア
2012年9月16日(日)
小川山に通い始めて3年目に入るが、足を踏み込んでいないエリアとして、烏帽子岩などいくつかのエリアが残った。その一つのストリームサイドエリアは、10台後半から11台前半のルートが揃っていて、僕にとって、格好のエリアに見え、以前から足を運ぼうと思っていた。
しかし、小川山に一緒に行く機会の多いSも踏み込んだことのないエリアで、場所や行き方がよくわからないままでいた。かみさんと二人だから迷っても誰に迷惑をかけるでもないので、迷うこと覚悟の上、目的地に向かった。
入場ゲートを通り越し、右側の「しゃくなげ遊歩道」の案内板に導かれて、沢沿いの道を下流に向けて歩く。朝から日差しの強い一日になりそうであるが、林の中の小径は心地よい風が体を通り抜け、気持ちが良い。トポの道はラフなものなので、エリアへの徒渉点がはっきりしない。10分も歩き、少々不安になってきた頃、小径の右側のボルダーの一つにたたずんでいた初老の方に場所を尋ねてみた。
有難いことに小径の脇にある徒渉点まで案内してくれた。徒渉点には、かつて簡易の木橋がかかっていたらしいが、今はそれは流され、堰堤状に積み上げられた石伝いに対岸に渡る。木々に覆われた平坦地があり、キャンプは禁止だが、キャンプをしたくなるほどの結構快適な空間だ。暑い盛りにはここで昼寝でもしたくなる。ここをベースに一段、二段、三段の岩場を登るようだ。
朝一番の岩場は誰も取り付いていない。まずは、二段目の岩場から手をつける。一番長い「Love On Nothin(5.10a)」 ホールドがしっかりしているので、ダイナミックにアップをこなす。

「Love On Nothin(5.10a)」
次に「ピットタッチ(5.10c)」小さなハングがあるが、持ち手は悪くない。

「ピットタッチ(5.10c)」
そして、「水曜日のシンデレラ」をオンサイトできた勢いで、「鵯漏斗(ひよどりじょうご)(5.11a)」にチャレンジ。スタートは少し細かいがそれを抜ければ、5.10bぐらいのグレードのルートだろうか。相当お買い得に感じた。
ここを登り終わる頃に、数パーティが中段に上がってきたので、3段目に移動する。
「雀の豌豆(5.11b)」 調子に乗って勢いで登ってしまったが、スタートは右側のフレーク状をレイバック気味に登って途中から左のフェースに移っていくが、限定でもないかぎり、今の僕には5.11bはオンサイトできないはず、そうでなければグレードが甘すぎる。
「Let me see(5.11a)」 雀の豌豆のトゥエルブのルートを一本はさんだ左のルート。これも一手僕にとってはバランシな部分があるが、上部のフレークを大胆にレイバックで登れば、比較的容易。5.10bぐらいにしか感じられない。これも限定ありか。

「Let me see(5.11a)」
そして、下段の「星砂(5.11a)」スラブを右上するルートであるが、2ピン目から3ピン目のトラバースの足の踏み変えが核心のようだが、これも5.10bぐらいの難易度だろうか。
基部の平坦地には、4パーティほどが荷物を開いて休憩している。強い日差しも木陰で遮られ、沢沿いを爽やかな風が伝う。ヨガマットを敷いてヨガで瞑想するクライマーもいる。
大きな口を叩くようだが、ストリームサイドエリアはお買い得のエリアと僕には感じられ、グレードの再考が必要なエリアと思えた。
残りは12台なので、兄岩に移動する。兄岩下部のスラブの「お掃除上手(5.11a)」にオンサイトチャレンジしてみる。先日、イレブン台初オンサイトの「水曜日のシンデレラ」同様、Sが薦めてくれたルートだ。フリークライミングに行く機会が多くなって、彼は僕の得手不得手を把握しているようで、結構分析は的確だ。
そのルートの5ピン目のヌンチャクをかけることまではできたが、ロープを手繰り寄せてのクリップにバランスを保持する自信がなく、テンションをかけてしまう。さらに、クリップしての2手も我慢のしどころだ。その上はかなりランナウトするが、それまでとは違う突起のあるたホールド、スタンスを少しずつ拾っていけば、心折れずに終了点まで達する。次はなんとかしたい。
O津M雄
2012年9月16日(日)
小川山に通い始めて3年目に入るが、足を踏み込んでいないエリアとして、烏帽子岩などいくつかのエリアが残った。その一つのストリームサイドエリアは、10台後半から11台前半のルートが揃っていて、僕にとって、格好のエリアに見え、以前から足を運ぼうと思っていた。
しかし、小川山に一緒に行く機会の多いSも踏み込んだことのないエリアで、場所や行き方がよくわからないままでいた。かみさんと二人だから迷っても誰に迷惑をかけるでもないので、迷うこと覚悟の上、目的地に向かった。
入場ゲートを通り越し、右側の「しゃくなげ遊歩道」の案内板に導かれて、沢沿いの道を下流に向けて歩く。朝から日差しの強い一日になりそうであるが、林の中の小径は心地よい風が体を通り抜け、気持ちが良い。トポの道はラフなものなので、エリアへの徒渉点がはっきりしない。10分も歩き、少々不安になってきた頃、小径の右側のボルダーの一つにたたずんでいた初老の方に場所を尋ねてみた。
有難いことに小径の脇にある徒渉点まで案内してくれた。徒渉点には、かつて簡易の木橋がかかっていたらしいが、今はそれは流され、堰堤状に積み上げられた石伝いに対岸に渡る。木々に覆われた平坦地があり、キャンプは禁止だが、キャンプをしたくなるほどの結構快適な空間だ。暑い盛りにはここで昼寝でもしたくなる。ここをベースに一段、二段、三段の岩場を登るようだ。
朝一番の岩場は誰も取り付いていない。まずは、二段目の岩場から手をつける。一番長い「Love On Nothin(5.10a)」 ホールドがしっかりしているので、ダイナミックにアップをこなす。

「Love On Nothin(5.10a)」
次に「ピットタッチ(5.10c)」小さなハングがあるが、持ち手は悪くない。

「ピットタッチ(5.10c)」
そして、「水曜日のシンデレラ」をオンサイトできた勢いで、「鵯漏斗(ひよどりじょうご)(5.11a)」にチャレンジ。スタートは少し細かいがそれを抜ければ、5.10bぐらいのグレードのルートだろうか。相当お買い得に感じた。
ここを登り終わる頃に、数パーティが中段に上がってきたので、3段目に移動する。
「雀の豌豆(5.11b)」 調子に乗って勢いで登ってしまったが、スタートは右側のフレーク状をレイバック気味に登って途中から左のフェースに移っていくが、限定でもないかぎり、今の僕には5.11bはオンサイトできないはず、そうでなければグレードが甘すぎる。
「Let me see(5.11a)」 雀の豌豆のトゥエルブのルートを一本はさんだ左のルート。これも一手僕にとってはバランシな部分があるが、上部のフレークを大胆にレイバックで登れば、比較的容易。5.10bぐらいにしか感じられない。これも限定ありか。

「Let me see(5.11a)」
そして、下段の「星砂(5.11a)」スラブを右上するルートであるが、2ピン目から3ピン目のトラバースの足の踏み変えが核心のようだが、これも5.10bぐらいの難易度だろうか。
基部の平坦地には、4パーティほどが荷物を開いて休憩している。強い日差しも木陰で遮られ、沢沿いを爽やかな風が伝う。ヨガマットを敷いてヨガで瞑想するクライマーもいる。
大きな口を叩くようだが、ストリームサイドエリアはお買い得のエリアと僕には感じられ、グレードの再考が必要なエリアと思えた。
残りは12台なので、兄岩に移動する。兄岩下部のスラブの「お掃除上手(5.11a)」にオンサイトチャレンジしてみる。先日、イレブン台初オンサイトの「水曜日のシンデレラ」同様、Sが薦めてくれたルートだ。フリークライミングに行く機会が多くなって、彼は僕の得手不得手を把握しているようで、結構分析は的確だ。
そのルートの5ピン目のヌンチャクをかけることまではできたが、ロープを手繰り寄せてのクリップにバランスを保持する自信がなく、テンションをかけてしまう。さらに、クリップしての2手も我慢のしどころだ。その上はかなりランナウトするが、それまでとは違う突起のあるたホールド、スタンスを少しずつ拾っていけば、心折れずに終了点まで達する。次はなんとかしたい。
O津M雄