奥利根 十分沢下降~越後沢右俣
- 2015/10/06
- 22:38
奥利根 十分沢下降~越後沢右俣
2015年10月3日(土)~4日(日)
L.S田、kake(記)
【10月3日】十字峡(6:50)-本谷山(11:00)-十分沢-十分沢出合い(16:40)-越後沢出合い(17:00)
【10月4日】越後沢出合い(6:10)-左俣との分岐(6:40)-大滝手前の雪渓(9:40)-中段下(10:20)-上段下(12:30)-大滝上(13:10)-1450m付近(13:40)-本谷山(16:10)-十字峡(19:20)
久しぶりに疲れました。
とりあえず写真だけ。
写真とコメントを追記(S田)
2002年秋に、十分沢を単独で下降したことがある。
記憶と今回の印象は、ずいぶん違っていた。
前回は、藪は濃かった記憶があるが、沢は源頭部のナメ以外の記憶は薄く、暗くなる前にたどり着くかどうかばかり気になっていた印象である。
今回下降してみて、思ったより大変だと感じた。
お助け紐を使い、確保して先行を降ろし、荷下げしてスタンスを指示してもらって続くということを幾度もやった。
人間の記憶というものはあてにならないものだ。
これで越後沢は右俣・中俣・左俣と遡行、小穂口沢も本谷・北沢・南沢と遡行しているのだが、利根川本流には縁がない・・・

中尾ツルネの急登を登ると、稜線近くは紅葉ですばらしい。

本谷山から。越後沢左俣の雪渓見える。

藪尾根を下降し、適当なところから十分沢に下る。

十分沢を下降したことのあるS田さんによると何もない沢とのことだったが、途中から連瀑帯が続き、クライムダウン、時々高巻きを繰り返す。
遡行は簡単なので、他の沢からのエスケープルートには良いと思う。
下降向きかは分からないが、悪くはないと思う。

上部はナメがきれいなところもある。期待していないので、ちょっとうれしい。

かと思えば、倒木で荒れている部分も多かった。

藪を絡みながらのクライムダウン

草をちょっと頼りにクライムダウン

ゴルジュが続く。

この時期にブロックも残っていた!

ゴルジュが終わるといったん川原になり、泊まれる場所もある。

またゴルジュとなり、クライムダウン。懸垂はせず、残置スリングも見なかった。

へつりもあり

またもクライムダウン

先の滝を下から見る。いずれも登れば簡単で、エスケープルートには良いだろう。

思ったより時間がかかって、越後沢出合いへ。意外と水量が多い。

十分沢から越後沢出合までは、水量もあり濡れずに行くためにへつりを多用。(時に少し難しい)

越後沢出合の幕場。貸し切りだった。

2日目、左俣との分岐。

水が冷たい。

程なくすると雪渓が出てきて、大滝下に着くまで思ったよりも時間がかかる。2回懸垂。

最初の高巻の途中から見る大滝。手前には雪渓が続いている様子がうかがえる。

リッジを越え、1回目の懸垂で雪渓上に降り立つ。

しばらく雪渓が続く。

かとおもいきや雪渓が途切れ今度は左岸を高巻き、懸垂して下りたらいよいよ連続する雪渓も終わり。

確保して雪渓を1段下りる。

ここから雪渓の下をクライムダウン。うまい具合にスタンスがつながる。

雪渓の先の淵は深いかと思ったが、腰までの渡渉で突破。

短いスノーブリッジをくぐるが、

その先に滝が現れる。
ロープを使って登るよりは早いだろうと、またスノーブリッジをくぐって戻り、右岸から滝頭へ高巻く。

またスノーブリッジをくぐる。

しっかりした雪渓に乗り、大滝下まで進む。

雪渓からの大滝上段。

大滝下段、中段。

大滝下段のビレイ点より下部を望む。
シュルントが空いているのが心配されたが、上手い具合に続いており、ジャンプというか1mほど飛び移る程度だった。
リスに乏しくハーケンを1枚打つのみだったが、それほど難しくはない。

大滝2ピッチ目、右に見える大滝中段のテラスまでロープを伸ばすkake

中段1ピッチ目を登るS田。灌木まで伸ばして、2ピッチ目は水流際を急な藪登り。

上段。

一番下は右から巻いて、その後はフリーで登り、最後は急な藪登り。

大滝上はまた雪渓が続き、左へ進む。

大滝上からは程なくすると雪渓。
再び滝が出てきたところから、正面の尾根に移り中間尾根へ藪漕ぎ。

紅葉がきれい。この藪漕ぎが最もつらかったというkake
実は大滝を登ってから、かなりの標高を稼ぐことがわかる。

稜線に出ても藪漕ぎ。晴れる予報だったが、残念ながらガスってて風強く寒い。
2015年10月3日(土)~4日(日)
L.S田、kake(記)
【10月3日】十字峡(6:50)-本谷山(11:00)-十分沢-十分沢出合い(16:40)-越後沢出合い(17:00)
【10月4日】越後沢出合い(6:10)-左俣との分岐(6:40)-大滝手前の雪渓(9:40)-中段下(10:20)-上段下(12:30)-大滝上(13:10)-1450m付近(13:40)-本谷山(16:10)-十字峡(19:20)
久しぶりに疲れました。
とりあえず写真だけ。
写真とコメントを追記(S田)
2002年秋に、十分沢を単独で下降したことがある。
記憶と今回の印象は、ずいぶん違っていた。
前回は、藪は濃かった記憶があるが、沢は源頭部のナメ以外の記憶は薄く、暗くなる前にたどり着くかどうかばかり気になっていた印象である。
今回下降してみて、思ったより大変だと感じた。
お助け紐を使い、確保して先行を降ろし、荷下げしてスタンスを指示してもらって続くということを幾度もやった。
人間の記憶というものはあてにならないものだ。
これで越後沢は右俣・中俣・左俣と遡行、小穂口沢も本谷・北沢・南沢と遡行しているのだが、利根川本流には縁がない・・・

中尾ツルネの急登を登ると、稜線近くは紅葉ですばらしい。

本谷山から。越後沢左俣の雪渓見える。

藪尾根を下降し、適当なところから十分沢に下る。

十分沢を下降したことのあるS田さんによると何もない沢とのことだったが、途中から連瀑帯が続き、クライムダウン、時々高巻きを繰り返す。
遡行は簡単なので、他の沢からのエスケープルートには良いと思う。
下降向きかは分からないが、悪くはないと思う。

上部はナメがきれいなところもある。期待していないので、ちょっとうれしい。

かと思えば、倒木で荒れている部分も多かった。

藪を絡みながらのクライムダウン

草をちょっと頼りにクライムダウン

ゴルジュが続く。

この時期にブロックも残っていた!

ゴルジュが終わるといったん川原になり、泊まれる場所もある。

またゴルジュとなり、クライムダウン。懸垂はせず、残置スリングも見なかった。

へつりもあり

またもクライムダウン

先の滝を下から見る。いずれも登れば簡単で、エスケープルートには良いだろう。

思ったより時間がかかって、越後沢出合いへ。意外と水量が多い。

十分沢から越後沢出合までは、水量もあり濡れずに行くためにへつりを多用。(時に少し難しい)

越後沢出合の幕場。貸し切りだった。

2日目、左俣との分岐。

水が冷たい。

程なくすると雪渓が出てきて、大滝下に着くまで思ったよりも時間がかかる。2回懸垂。

最初の高巻の途中から見る大滝。手前には雪渓が続いている様子がうかがえる。

リッジを越え、1回目の懸垂で雪渓上に降り立つ。

しばらく雪渓が続く。

かとおもいきや雪渓が途切れ今度は左岸を高巻き、懸垂して下りたらいよいよ連続する雪渓も終わり。

確保して雪渓を1段下りる。

ここから雪渓の下をクライムダウン。うまい具合にスタンスがつながる。

雪渓の先の淵は深いかと思ったが、腰までの渡渉で突破。

短いスノーブリッジをくぐるが、

その先に滝が現れる。
ロープを使って登るよりは早いだろうと、またスノーブリッジをくぐって戻り、右岸から滝頭へ高巻く。

またスノーブリッジをくぐる。

しっかりした雪渓に乗り、大滝下まで進む。

雪渓からの大滝上段。

大滝下段、中段。

大滝下段のビレイ点より下部を望む。
シュルントが空いているのが心配されたが、上手い具合に続いており、ジャンプというか1mほど飛び移る程度だった。
リスに乏しくハーケンを1枚打つのみだったが、それほど難しくはない。

大滝2ピッチ目、右に見える大滝中段のテラスまでロープを伸ばすkake

中段1ピッチ目を登るS田。灌木まで伸ばして、2ピッチ目は水流際を急な藪登り。

上段。

一番下は右から巻いて、その後はフリーで登り、最後は急な藪登り。

大滝上はまた雪渓が続き、左へ進む。

大滝上からは程なくすると雪渓。
再び滝が出てきたところから、正面の尾根に移り中間尾根へ藪漕ぎ。

紅葉がきれい。この藪漕ぎが最もつらかったというkake
実は大滝を登ってから、かなりの標高を稼ぐことがわかる。

稜線に出ても藪漕ぎ。晴れる予報だったが、残念ながらガスってて風強く寒い。